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【VDE】エネルギー 一人負けセクター? S&P500と比較

VDE エネルギーETF

エネルギーセクターETFのVDE。今回は、その組み入れ銘柄、チャート、積立について解説します!また、S&P500とも比較しながら見ていきます。

VDE

VDEとは

VDEは、ETFで有名なバンガード社が運用する正式名称 バンガード・米国エネルギー・セクターETF(VDE) というETFです。MSCI USインベスタブル・マーケット・エネルギー25/50インデックスのパフォーマンスへの連動ををめざし、米国のエネルギー・セクターの大型株、中型株、小型株に投資します。クリーンエネルギーが好まれる現代において、石油、石炭を主とするエネルギーセクターは非常に苦戦しています。

経費率

経費率は0.10%と非常に低いです。バンガード社のセクターETFはいずれも、0.10%と非常に低い経費率となっています。

組み入れ銘柄

 

VDE 組み入れ銘柄 VDE サブセクター

※2020年12月31日時点

組み入れ銘柄は上記の通りです。

組み入れ比率1位と2位は、エクソンモービル、シェブロンとなっており、この2社は、探鉱・開発・生産の上流部門から、精製・輸送・販売の下流部門に至るまで、一貫操業を世界的な規模で展開する超大手の石油会社で、スーパメジャーとも呼ばれます。この2社で、全体の40%を占めています。

また、サブセクターを見てみても、石油、石炭、ガスを扱う企業で全てを占められています。これらの企業は、二酸化炭素などの温室効果ガスを多く排出する企業であることから、現在のバイデン政権が推進するクルーンエネルギー政策とは逆行するため、エネルギーセクターは非常に厳しいポジションに立っていると考えられます

VDE 分配金(配当金)推移

VDEの直近配当利回り(税込)は 4.43% です!

非常に高水準ですが、これはエネルギーセクター全体が、利潤追求のために自らの事業に投資する旨みが少ないことの表れでもあります。

VDE 分配金

また、分配金の年次推移は以上のようになっています。連続増配当とまではいかないですが、基本的に2005年以来、右肩上がりで上昇し続けています。

VDE S&P500  株価比較チャート

VDE 株価 チャート 推移

S&P500に連動するETFであるSPYとチャートの比較をしました。SPYが一貫して上昇し続けている一方で、VDEは、2013年をピークに下落し続けています。

各時期における上昇率、下落率を見る場合は、対数グラフの方が、良く理解出来るので、対数グラフで表示します。

VDE 株価 チャート 推移

対数グラフでみても、やはり、VDEは2013年をピークに下がり続けています。また、コロナショック以降も、多くのセクターでコロナ前の値まで戻っているのに対し、VDEについては、値を戻せていません。これも、バイデン政権のクルーンエネルギー政策の逆風を受けている形と言えます。

VDEを積み立てたら ~S&P500と比較~

もし、2004年から現在まで毎月定額で積み立て続けていたら

実際に、2004年から毎月VDEを積み立て続けていたら、どうなっていたのか試算しました。同時に、S&P500に連動するETF SPYを積み立てた場合も比較しました。

◆条件

・毎月1000USドルずつ積み立てる

・分配金は再投資する

・2004年から現在まで毎月積立を続ける

VDE 積立

その試算結果が上記です。SPYは総積立額を大きくアウトパフォームしていますもし、2004年から積立続けていたら、SPYは約3倍の資産となっています。一方で、VDEを積み立てた場合は、積立額を下回ってしまっています。含み損と言うことですね。このことからも、VDEに積立投資をすることはおすすめが出来ません。。

もし、5年間毎月定額で積立続けていたら

次に、2004年から現在までの月日の中で任意の5年間を切り取って、定額積立を実施したら、5年経過時に資産額がそうなっているのか調べました。同時に、S&P500に連動するETF SPYを積み立てた場合も比較しました。

◆条件

・毎月1000USドルずつ積み立てる

・分配金は再投資する

・積立期間は5年間とする

VDE 5年 積立

その結果が上記になります。SPYを5年間積み立てた場合は、ほとんどの期間で、積立額を上回ります。一方で、VDEについては、(5年積立終わった後の日付が)2014年以降の場合、ほとんどで積立額よりも少ない資産、つまり含み損を抱えることになります。このことからも、VDEは積み立てるべきではないことが分かります。また、今後もクリーンエネルギーが伸長することが考えられるため、エネルギーセクターはますます苦戦することになると考えられます。

まとめ

上記で見てきたように、VDEは、かなり苦しいETFと考えます。少なくとも、積み立てて長期での株価の上昇を期待することはなかなか出来ないETFです。また、エネルギーセクターはS&P500にも約3%弱含まれます。エネルギーセクターが今後も苦戦するのであれば、S&P500においてもエネルギーセクターの3%が足を引っ張る可能性があります。その点でも、S&P500だけに投資するよりも、それぞれのセクターETFを駆使して、S&P500を上回るパフォーマンスを目指すことも大事なのではないかと思いました!

※投資は自己責任で

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